俳句甲子園観戦記〜2日目〜
2016.08.20
8月20日(土)、俳句甲子園、ついに開幕です。
開会式の後、早速予選リーグがスタート。12ブロックに分かれ、各3チーム総当たりで行われました。松山の繁華街である大街道に設置された特別会場での開催です。アーケード街とは言え、屋外での試合になるため、暑さ対策は必須のこと。過去には熱中症になる生徒もいたというぐらいハードな環境での試合となります。
会場である大街道。全長483mのアーケード街です。
海城は、先日お伝えした通り、山口県代表の県立徳山高校Bと地元愛媛県代表の県立松山中央高校と同一ブロックとなりました。
緒戦の相手は、山口県立徳山高校B。「短夜」という兼題での対戦になりました。出だしに多少の硬さはみられたものの、徐々にいつものペースを取り戻した5人でしたが、徳山高校Bの句のクオリティの高さの前に、0対3で敗戦。大事な初戦を落としてしまいました。
試合前の挨拶です。
2回戦の相手は、地元松山中央高校。過去に優勝経験もある強豪校です。「浴衣」という兼題での対戦になりました。徳山高校B戦に続く連戦ということもあり、全国大会の雰囲気に慣れたのか、いつもの「らしさ」を十二分に発揮する試合運びとなりました。予選リーグを勝ち抜くには、この試合を3対0で勝利しなければならないという厳しい状況の中、先鋒、次鋒戦を共に4対1で取り、この試合の勝利をまずは手中に収め、最後の大将戦に望みをつなぎました。大将戦は接戦となりましたが、惜しくも2対3で落としてしまいました。
ディベート中です。鋭く切り込みます。
結局松山中央高校を第3試合で下した徳山高校BがJブロックを突破しました。もし予選を突破していたら、東京地区大会決勝で惜敗した開成高校Bとの再戦が実現しただけに、悔しさはありましたが、持てる力を最大限発揮しての戦いであったため、結果に悔いはないと思われます。
明日は、場所を松山市コミュニティセンターに移し、準決勝、決勝が行われます。準決勝には、本日勝ち上がった開成高校A、Bと愛光高校の3校がまずは進出を決めています。残り1枠を敗者復活戦を行うことで決定します。敗者復活戦は、先日のウェルカムパーティーにて、すでに提出している敗者復活戦用の句を使って行われます。海城を含む、今日敗退したすべての学校には、まだ等しくチャンスが残っています。過度な期待はしませんが、ちょっぴりだけ期待しつつ、明日は会場に向かおうと思っています。
学校紹介ボードの前で記念撮影です。